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その科学があなたを変える - リチャード ワイズマン

ビジネス

本書の内容は「あたかもそうであるように振る舞っていれば、本当にそうなる」という「As ifの法則」に沿ったものです。この法則の科学的根拠や実際どのように日常生活で活用していけばよいかなどが挙げられています。

「As ifの法則」で有名なものは、例えば「幸せだから笑顔なのではない、笑顔だから幸せに感じるのだ」という、行動から感情をコントロールするような心理学的なアプローチです。「自分はエリートである」と思っていれば、本当にそういう人格が形成されていくことが、実は科学的に立証されているのだそうです。

対人関係でAs if

また、対人関係でもその効果は同様です。すなわち、"なめらかに"他人に接すれば、相手に安心感を与え、"なめらかな"応答を受けることができるそう。また、"親指を立てるように"相手に接するように心がければ、人間関係は上手くいくそうです。

確かに「苦手な人間」がいるとき、実は自分のほうが先入観や固定観念を持っているせいで、いらぬ障壁を生むことはありそうです。それならば、常に"親指を立てるように"接しなさいということでしょう。

ストレス解消法としてのAs if

"穏やか"であるように振る舞えば、怒りは静まる。あるいは、"穏やかな人"であるように振る舞えば、怒りは静まる。深呼吸などもそういった状態を促進する効果があるそうです。

ここらへんは、多くの他書籍でもストレス解消法として読書、集中力やメンタル向上を目的にした座禅、瞑想、呼吸法などが近年紹介されています。

「foot in the door」の考え方

元々は営業周りの人が玄関に足だけを入れさせてもらい、そこから商談を達成することの意。応用的に「小さなことを成し遂げることで、As ifが引き出され、大きなことも障壁なく達成することができる」というものです。

その他のAs ifを引き出すための具体的例

"やる気の旺盛な人"は、何か行動を起こす場合、筋肉を緊張させることが多い。すなわち、「意志力が弱まった」と感じる時は体の一部分を緊張させることでやる気と引き出すことが出来る。

これまでの研究でやる気を最大限引き出すには、PCのモニタをセンターが目線のやや上になるようにセットした方がよいという統計が得られている。

仲のよい者同士は揃って行動することが多い。すなわち、「互いに同じこと」をすることで、人の絆は強まり、仲良くなることができる。

帰納的な方法(?)と言えば良いのでしょうか。"よい行動"をしている人を見倣えば、「外的な部分だけでなく、内面も磨ける」そういう話なのかもしれません。

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