書籍:SEのための「どこでもやれる力」のつけ方

f:id:sunrise683:20120708115228j:plain

SEのための「どこでもやれる力」のつけ方を読んだときのメモ書き。
本書の構成は経験年数別に"新人SE"、"中堅SE"、"ベテランSE"で見つけておきたい項目が章毎に書かれています。
それに従いまずは新人SEが身に付けておきたい項目をピックアップします。

「自分のために仕事をする」

これは定説に近いこと。終身雇用が当てにならなくなった今、自分の為に仕事をしていた方が人生をより楽しく過ごせると僕は思います。
僕が気になったのは本の中で引用されていたドイツの文豪ゲーテの言葉。

「自分にはできる、あるいは、できるようになりたいと思ったらともかく始めこと。大胆さが才能を生み、力を生み、魔法を生む。」

ズドーンと心に響くと同時に、少し肩の力抜けて安心感が沸いてきます。

続いて中堅SE編です。中堅SEともなるとリーダーとしてチームを率いるため、コミュニケーションが重要になります。
よく言われることですがコミュニケーションのうち言葉が占める割合は7%に過ぎません。声38%、目や表情55%であり、特に話しているときに視線を合わせることは重要です。もっとも1~2秒のチラ見位のほうが自然に感じられますが。

また、振舞い方に関する以下の引用が気になりました。

「温かみのある、会話をしている時のような"リビングルームでの話し方"をするべきなのだ。"プロフェッショナル"で"権威的"あるいは、"物事を分かったような"、"リーダのような"話し方ではない。自分がそうあらなければならないと考えるような、作り物の自分になることは忘れ去ることだ。本物の自分としてのあなたになること、それが自分自身であることなのだ。」

Amazon.co.jp: なぜ、この話し方だと成功するのか―あなたを売り込む最高の技術: アーチ ラストバーグ, Arch Lustberg, 五十嵐 哲: 本

 
確かに権威的な話し方は周囲に緊張に生みますがそれは自己満足に他ならない。建設的、創造的なアイデアが生まれるかというと否でしょうね。

次も中堅SE編でしたが、「良いチームとは?」という課題です。

良いチームとは「継続的成功」をおさめるチームと本書では書かれています。そして、そのためには何が必要かというと、「健全」と「賢明」です。「健全」であることは、メンバーの士気が高く、勢力争いが無く、離職率が低く、生産性が高いことです。「賢明」とは技術スキル、問題解決能力が高いことです。
このうち良きリーダは「健全」であることに力を注ぐべきであると本書では書かれています。また、チームを「健全」にするには、チームを「率直な会話のできる」場所にすることが重要です。そして、「健全」を確保できればチームは自然と成長し、「賢明」であり続けます。

さて、最後にベテランSE編ですが、以下の1フレーズの引用に本書の後半はまとめることができます。

「すべての人は、人生における独自の仕事あるいはミッション(使命)を持っている。その点において、誰もその人の代わりになることはできない。そして、自分の人生を繰り返すこともできない。したがって、全ての人に与えられている使命とそれを実施する機会はその人独自のものである。」

Amazon.co.jp: 7つの習慣―成功には原則があった!: スティーブン・R. コヴィー, Stephen R. Covey, ジェームス スキナー, 川西 茂: 本

 

Amazon.co.jp: SEのための「どこでもやれる力」のつけ方: 野口 和裕: 本