書籍:消費税25%で世界一幸せな国デンマークの暮らし

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"社会保障と税の一体改革"という旗印の下、消費税を10パーセントに上げる法案が民主、自民、公明3党多数により衆議院を通過しました。
なんか最近住民税も高いし、所得税も高い。ちまたでは「逃げ切り世代」という言葉も飛び交いながら、少子高齢化社会まっしぐらな日本。

しかし、世界には消費税が日本より高い国が多くあるわけで、とりわけデンマーク、スウェーデン、ノルウェーの北欧3カ国は高福祉、高負担の政策をずいぶん前から取り入れているわけです。

今回はそんな背景もあり、デンマーク社会の有り様を綴った本を読んでみました。

デンマークの消費税は25パーセント、収入のうち約7割は税金によって納められ、自由に使ってよいのは残りの3割です。ちなみに日本は4割が税金、6割が自由に使えるお金です。デンマークでは自宅でコンピュータを使う場合にも税金がかかったりします。一方で、生活に必要最低限な日用品、食品などは比較的安いようです。そして、これらの税収も厳正に処理され、脱税などを防止するため国民一人ひとりには番号が振られしっかりと管理されています。また、デンマークの職業は全て資格制で会社によって給料の格差はあまり無いようです。

うーん、デンマーク人すごいなっといったところです。
これだけの高負担を許せるには以下のポイントがあるようです。

1. デンマーク人は歴史的にバイキングの子孫が多く、「共生」の精神が根付いている
2. 高負担ながら高福祉であり、「支払う価値がある、見返りがある」という感覚を多くの国民がもっている

「共生」の精神という言葉は、どこからのお金持ち政治家がいっている「友愛」という言葉とも重なりますが、デンマークの方は歴史的観点から説得力があります。